ハイレゾオーディオ:アンプ編2015/02/11 21:26

ヘッドフォン編の続きです。

ヘッドフォンを買ったので、次はアンプです。前の記事で書いたように、ヘッドフォンを鳴らせればいいので、ヘッドフォンアンプを購入しました。優先事項は値頃感。で、まず選んだのはTEACHA-P50でした。屋外でハイレゾ曲を聴くつもりはないので、ポータブルアンプである必要はないのですが、据え置きのヘッドホンアンプでハイレゾ対応となるとこれより高くなるようなので。HA-P50が再生できるのは24bit/96kHzまでで192kHzは再生できませんが、そこは私にはネックにはならないだろうということで。
で、購入ですが品薄なようで、在庫があるのは価格が高めのところのみでした。ということで、兄弟機であるONKYODAC-HA200にしました。HA-P50より高くなりますが、HA-P50の在庫ありのところよりは安かったので。

内容物

内容物です。付属品はMicro USBケーブル、USB接続充電ケーブル、固定用ゴムバンド×2です。ゴムバンドはスマートフォンなどに固定するためのものです。

本体

本体です。カラーは黒になります。HA-P50もボディは黒ですが、サイドや操作部はグレーになっています。

前面パネル

前面パネルです。左からヘッドフォンジャック(3.5φ)、光/アナログ入力(ミニジャック)、GAIN切り替えスイッチ、電源/ボリュームです。

後面パネル

後面パネルです。左からDC電源入力、入力切り替えスイッチ、USB マイクロB、USB Aです。

PCに接続します。WindowsはVitsa以降対応。標準ドライバで動作します。DCジャックがありますが、電源の供給はUSBからも行えます。DCジャックから充電した方が、早く充電できるそうです。
最初、PCに繋いでも認識されないので少し焦りましたが、入力選択がUSB Aになっていましたw

MDR-1AでPCのサウンド出力と聴き比べます・・・・・正直判りません。USB DACの利点の一つとしてあげられるのがノイズの少なさですが、それも実感できません。違いがないわけではないでしょうが、私には聞き分けられません。

次にハイレゾ曲。ヘッドフォンの聴き比べには「お願い!シンデレラ」を使いましたが、残念ながらハイレゾ版は配信されていません。コロムビアはアニメ関連のハイレゾ配信にあまり積極的ではなさそうです。そこで、ラブライブ曲にしました。e-onkyoで配信されています。ラブライブ曲が配信されだしたあたりが私のハイレゾオーディオ認識し始めです。曲はお気に入りの一つ、「夏色えがおで1,2,Jump!」です。配信時期が早かったためか、ファイル形式はWAV 48kHz/24bitです。今となってはギリギリハイレゾというところでしょう。
再生ソフトはKorgAudioGate3を使います。
CDをWAVで取り込んで、AudioGate3でハイレゾ音源と聴き比べてみましたが、正直良くわかりません。違いがああるようには思うのですが、それが良い、悪いとは思えません。AV Watchのレビューによると、ハイレゾ云々以前の音の作りの違いがあるようですが、その辺を聞き分けることもできそうにありません。まぁ、そのへんは訓練も必要なのかもしれませんが、そこまでしてという感じですし。

最後にiPhoneでの再生。Onkyo HF Playerを使います。ハイレゾ曲を再生するにはアプリ内課金が必要ですが、DAC-HA200を繋いでいれば無課金でも再生できます。

iPhoneと接続

iPhoneと接続した状態です。持ち出さないので、バンドは使ってません。


ということで、ハイレゾ挑戦はここまで。ヘッドフォンもアンプももっと良い物はいくらでもあるんでしょうけど、それを使ったからといって実感できるというものでもないでしょうし、そこまでお金を使う気にもなれません。
まぁ、ヘッドフォンは良い物の方が音が良いのは判りそうなので、家ではMDR-1Aを使うことにします。

ハイレゾオーディオ:ヘッドフォン編2015/01/31 23:33

オーディオの世界で「ハイレゾ」と言われ始めたのがいつかは門外漢の私にはわかりませんが、アニソンなどでハイレゾが言われ始めたのは一昨年くらいかと思います。「聴けりゃいい」、「鳴ってればいい」で来た私ですが、気まぐれ的にハイレゾオーディオに手を出してみました。

私の今の音楽環境は基本的には「PC(iTunes)でCDを聴く」です。CDの音はPC用アンプ内蔵スピーカーから、TV(レコーダー)の音はモニタ(MDT-232WG)のスピーカーから出しています。PS3にはサラウンドヘッドフォンがつながっていますが、これは音質云々より、BD/ゲーム用のサラウンド目的です。
オーディオアンプはありませんし、買って置く場所もありません。そんな音を出せるような状況でもありません。というわけで、「ヘッドフォンで聴くハイレゾ」になります。

まずは、ヘッドフォン。日本オーディオ協会による定義だとアナログ機器(マイク、アンプ、スピーカー、ヘッドフォン)では40kHz以上の音を扱える物ということらしい。私が通勤時に使っているSONYMDR-ZX750BNは、22kHzまでなので、ハイレゾには遠く及びません。まぁ、ワイヤレス&NCが売りで、音質云々の製品じゃないですしね。

というわけで、これまたSONYのMDR-1Aを購入しました。私がAV関連で巡回しているのはAV Watchくらいで、ここが何気にSONY推しっぽいのもあって、SONY製品が目につくのも一因。まぁ、私自身がかつてSONY派だったので、未だにSONY好きというのも大きい。SONY製ヘッドフォンはdisられているのも見かけます(ヘッドフォンに限りませんが)。それが正当な評価なのか、アンチの言うことなのかは私にはわかりませんが、自身で複数のヘッドフォンを聴き比べて選ぶなんてこともできないので、これで良しとします。
SONY製でハイレゾ対応というだけなら、MDR-10Rでも良いわけですが、せっかくいい音を聴こうとしているのに、出口をケチったら意味無いですしね。

で、MDR-1Aをヨドバシ梅田で、23,690円で購入しました。ヘッドフォンは装着感が大事というか、物理的に使えなかったらダメなので、試着(試聴に非ずw)は必要です。ヨドバシ梅田で付けてみて、問題なかったので、買わずに帰って、10円安いヨドバシ・ドット・コムで注文して、翌日もう一度ヨドバシ梅田に行って店舗受け取りしました。いや、単に10円安いだけならその場で買ったんですが、他にも買うものがあって、そっちが結構価格差があったので。それと、メールで履歴が残るのも便利ですし。
この価格、期間限定だったようで、今は5千円くらい高くなっています。今の値段だったら買わなかったかも。

というわけで、MDR-1Aです。

パッケージ

パッケージです。MDR-ZX-750BNとは違い、紙製のパッケージです。色はブラックです。シルバーだとパッケージもシルバーの写真なんでしょうね。

パッケージ内部

紙製スリーブから取り出して開けたところ。こんな価格帯のヘッドフォンを買うのは始めてですが、豪華っぽいですね。でも、っぽいだけで、そんなにしっかりした作りでもありませんが。

内容物

内容物です。本体とケーブル2本にキャリングケースです。他に取説が付いています。

本体

MDR-1A本体です。平らにすることができます。キャリングケースも付いてますし、屋外での使用も想定されているのでしょう。重量も屋外使用前提のMDR-ZX750BNが約230gで、MDR-1Aが約225gなので、許容できる範囲でしょう。まぁ、MDR-ZX750BNはバッテリーなどが入っての重さですから、屋外用ヘッドフォンとしては軽いというわけでもないと思いますが。で、私はこの値段のヘッドフォンを通勤で使おうとは思いません。

ケーブル

ケーブルです。このケーブル、ヘッドフォン側が4芯になってます。MDR-1Aはバランス接続対応なんですよね。ケーブルのアンプ側は3芯で、バランス接続にはなってませんが、ケーブル内ではグランドが分離されているので、それなりに音質に寄与している・・・らしい。この4芯バランス接続はSONYの独自規格で、今のところMDR-1Aでしか、採用されていません。上位モデルのMDR-Z7もバランス接続対応ですが、ヘッドフォン側は3芯×2の接続になっています。

スマートフォン用ケーブル

こちらはスマートフォンなどで使用するリモコン&マイクのついたケーブルです。これが付いていることからも屋外使用を想定しているのがわかります。
このリモコン部はボタンが一つあるだけです。Xperiaと対応アプリを使えば、音量調節もできるらしいですが、iPhoneなど非対応機器だと再生、一時停止、曲送り、曲戻ししか出来ません。SONY製スマートフォン用インナーイヤーフォンでも上位モデルはこのタイプのリモコンを採用しています。私はリモコンで音量調節は外せないと思っているので、買う気になれません。

アンプ側のプラグはスマートフォン用はL字型でも仕方ないと思いますが、ノーマルの方はストレートにして欲しいですね。L字型でも挿さらないということはないですが、据え置きの機器ではストレートのほうが抜き差ししやすいので。

MDR-ZX750BNとの比較

MDR-ZX750BNとの比較です。ユニット部が大きいですね。

端子部

ケーブル端子部です。高音質対応品だけあって、金メッキされています。それと、ブラックはアクセントとしてレッドが入っています。格好いいです。

ユニット部

ユニット部です。装着感は耳をすっぽり覆いつつ、当たりは柔らかでいい感じです。それでも、長時間付けていたら疲れるかも。

で、音のこと。
オーディオ関連機器の記事を書いても、音質についての感想はパスしてきましたが、今回はそれでは意味がありません。上述のように、再生環境はPCしかないので、PCでCDを再生して聴き比べます。PCのサウンドはチップセット内蔵の音源をRealtekのドライバーで動かしています。いい環境とは言えませんね。
比較対象はやはりMDR-ZX750BNです。他にないもんで。もちろん、無線ではなく、MDR-1Aのケーブルを使って接続します。
曲は「お願い!シンデレラ」です。いや、ハイレゾ云々に関わらず私が聴くのはこういう曲ですから。較べてみると、バックの楽器の音がMDR-ZX750BNだとザワザワいっているように聞こえますが、MDR-1Aだと音がはっきり分かる感じです。ボーカルもクリアに感じますね。こういうのを「音がいい」というのかはわかりませんが、違いはあるようです。

ヘッドフォンだけではハイレゾにはなりませんが、アンプについては次の記事で。

MDR-ZX750BN2014/07/27 16:29

SONYのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットMDR-ZX750BNを購入しました。といっても、買ってから一ヶ月くらい使ってますが。

ワイヤレスヘッドセットはこのブログでも過去に記事にしていますし、ノイズキャンセリング(NC)ヘッドフォンはブログ開設より前に購入したことがあります。でも、ワイヤレスでNCというのは初めてです。ちなみに、ワイヤレスヘッドセットはバッテリーがへたるには早いのに充電ができなくなって使えなくなり、インナーイヤーフォンに戻しました。
ワイヤレスヘッドセットもNCヘッドフォンもそれぞれに結構選択肢のあるジャンルですが、両方を持ったものとなると選択肢は少ないです。価格.comで検索するとオーバーヘッドタイプは種類が1桁で各社一機種という状況です。SONYはこのMDR-ZX750BNだけです。ちなみに価格.comではヘッドフォン、イヤフォンとヘッドセットは別ジャンルですが、ワイヤレスNCヘッドセットはヘッドフォンに分類されています。

MDR-ZX750BNは今年の春に発売されて、気になってはいたのですが、春は出費が多くてその後は忘れていました。思い出して価格を見てみたら発売当初より価格が下がっていたのもあって、購入しました。

価格はヨドバシ梅田店頭で11,420円(当時)でした。ベースとなっているノーマルなヘッドフォンMDR-ZX750の店頭価格は5,480円(当時)だったので、NCとワイヤレス機能を除いたヘッドフォンとしてはそのくらいの価格帯のものということになります。まぁ、私が使うヘッドフォンとしては適当なところでしょう。

パッケージ

MDR-ZX750BNのブラック(MDR-ZX750BN-B)です。
包装はブリスターパッケージです。価格相応ですが、エコ的には紙製の方がいいんじゃないかと思うのですが、ブリスターパッケージの方が安上がりなんでしょうかね。

内容物一式

本体と付属品です。付属品は充電用のマイクロUSBケーブルとステレオミニジャックケーブルです。
ステレオミニジャックケーブルはワイヤレス機能を使わずにヘッドフォンとして使用するためのものです。ホワイトにはホワイトのケーブルが付いているそうです。

左側操作部

左側です。電源スイッチ、NCスイッチ、マイクロUSB端子、ライン入力、マイクがあります。ライン入力にプラグを挿すとワイヤレス機能はオフになります。つなぐのは普通のミニジャックケーブルなので、有線のヘッドセットとして使うことはできません。NC機能は使えます。使い方としてワイヤレス+NC、ワイヤレス(NCなし)、有線+NC、有線(NCなし)があることになります。それぞれにバッテリーの持続時間が違ってきます。

右側操作部

右側です。再生関連(再生、一時停止、送り、戻し)、通話関連の操作部とボリュームスイッチです。見ずに操作するには少々慣れが必要ですが、オーバーヘッドタイプなので操作部も小さくはなく使いです。

で、使うにはまず充電。USBで充電します。以前使ったヘッドセットは専用のACアダプタを使っていたのですが、今時の製品らしいですね。それぞれにACアダプタを使うのは面倒なので、ありがたいです。PCに接続するとヒューマンインタフェースデバイスとして認識されます。といっても、何に使えるというわけでもないようですが。
充電中は使用することができません。これはPCにUSBデバイスとして認識されているからではなく、USBタイプのACアダプタで充電している間も同様です。

ある程度充電して、ペアリングしてみました。私の携帯オーディオプレイヤーは換わらずiPod classicです。Bluetooth機能はないので、ワイヤレスヘッドセットを使わなくなって外していたドックコネクタ用Bluetoothトランスミッタ TMR-BT8iPを使用します。
ペアリング操作をしてみても接続されません。ドックコネクタが付いた現行製品は今やiPod classicのみですが、TMR-BT8iPは現行製品ですし、対応していないことはないと思うのですが・・・・と、何度かやってみるとペアリングできました。 以前のヘッドセットの記事 を見てみると、自室ではペアリングできなかったと書いてますね。今回もそういう問題だったのでしょうか。で、再生、操作ができることを確認。

例によって、音質についてはコメントなしです。NCは久しぶりですが、効果があります。といっても使ってる時に感じるのではなく、外したときに慣れているはずの地下鉄などの電車内の音をすごく大きく感じます。ホワイトノイズは気になりません。以前使ったNCヘッドフォンはそれなりにホワイトノイズを感じたのですが、これも技術進歩でしょうか。

ワイヤレスもやはりいいですね。胸元にケーブルがないというのは快適です。

装着についてはサイズはかなり余裕のある方かと。私はわりと頭が大きい方なので、ヘッドフォンは大抵一杯に伸ばしてちょうどくらいなのですが、これは少し縮めてちょうどというところです。まぁ、オーバーヘッドタイプのヘッドフォンを買ったのは久方ぶりなので、最近はそうなのかもしれませんけど。

2台接続(マルチポイント接続と言うらしい)できれば、iPodで音楽を聴いていてもiPhoneへの着信を確認できるのですけど、残念ながらできませんでした。まぁ、これに限ったことでもないでしょうけど。

携帯性は高くありません。写真のように平らにすることはできますが、折りたたんだりはできません。それとメーカーロゴが入っている面は艶あり加工なので、キズが入ると目立ち安いです。携行袋などは付属していないので、気にされる方はかばんに入れる時は袋を用意した方が良いかも。

というわけで、通勤時に使っていますが、暑くなってくると辛いですね。まぁ、電車の中は冷房が入ってますし、インナーイヤーフォンと違って、歩く時は外しているのですが、それでもちょっと暑いですね。