iPod nano2005/09/10 15:36

ブログを初めて以来、初めての非ドールネタです(笑)
iPod nanoを買っちゃいました。

iPod nano

購入
情報に疎い私は事前に噂が出ていた事も知らず、8日の朝に巡回をしていてiPod新機種のを見かけて「へぇ~」という感じで読んでいたら、既にapple storeで発売中というコトでポチッとな(笑)
実物を見ないまでも一日経てば日本での発表イベントを取材した記事が上がるでしょうし、即日販売ですから速報レビューも上がるでしょう。でも、待てませんでした。まさしく衝動買いです。とはいえ、早く注文したのは良かったようです。apple storeの出荷予定日は注文時には1-3営業日でしたが、昼には4GBモデルのホワイト、ブラック共に3-5営業日になっていましたし、その次に販売開始されたyodobashi.comも4GBモデルは早々に売り切れ。私はチェックしていませんでしたが、Amazonも夜に注文した人だと、週が明けてからの出荷になるようです。
ちなみに、買ったのは4GBのホワイトです。ゆっくり考えている時間がなかったこともあって、パーソナライズサービスは利用しませんでした。そのせいで出荷が遅れりするとイヤだったというのもありました。新製品でなければパーソナライズサービスで遅れてもかまわないのですが、今回はより早く入手するのも意味があったのです(笑) apple storeのステータスをチェックして即日出荷されたことを確認。
yodobashi.comで売られていたので、会社帰りにヨドバシ梅田を覗きましたが、nanoは展示もされていませんでした。

後付みたいですが、衝動買いの理由を(笑)
私は第3世代iPodを使っています。
iPod shuffleの時は携帯性の良さは魅力的だったものの、あまりに割り切った仕様に購入は見送りました。nanoは容量以外はiPodと同じようだし、気になっていたカラー液晶も搭載しているし。nanoがカラー液晶を搭載していなかったら買わなかったでしょう。
私は通勤でiPodを使うときは本体を鞄に入れてリモコンで操作しています。iPodに興味のある方はご存じだとは思いますが、iPodのリモコンは液晶がなく、最低限の操作系しかありません。本体で操作するのがiPod本来の姿なのかもしれませんが、iPodは気軽にポケットに入れるサイズではありません。それはminiの領分だったのかもしれませんが、miniでも夏場のシャツの胸ポケットに入れるサイズじゃないですし。それに、私は夏だとシャツの胸ポケットにカード類を入れた名刺入れ(財布とは別にしている)を入れているので、他のモノを入れる余地が在りません(miniならホルダを使えば良いのかもしれませんが)。nanoならそれこそポケットの隙間にでも入りそうです。

4GBは他社のメモリオーディオプレイヤーでは見かけない容量ですし(1吋HDDの領分でしたから)価格も容量で考えればかなり攻めの設定と言えるでしょう。「iPod shuffleは仕様を割り切りすぎ」ということで差別化できると言っていた他社メーカーも今度はnanoと競合するわけで、どういう商品を出して来るやら。 SONYも日を同じくして新製品を発表してきましたが、フラッシュメモリタイプは容量、容量価格比で明らかにnanoが上回っています。早々に値下げを迫られるかもしれません。

9日に会社から帰ったら届いていました。近頃は宅配便で発送したら、発送通知メールに伝票番号を書いていて、配達状況を照会できるのが当たり前のようになってますが、apple storeは宅配便の伝票番号を知らせてくれません。apple store御用達の福山通運も照会サービスはやっているので、対応して欲しいです。

開けてみる
開封です。箱は全体的に黒。iPod miniはカラフルな色、shuffleはグリーンの包装だったようですが、nanoはカラーバリエーションがモノトーンということで、iPodと同じ(現行のiPodの箱がどんな色かは知りませんが)ようなイメージです。箱は製品サイズに合わせて薄いですが、二つ折りの構造はiPodの時と同じです。改めて感じますが、iPodの包装はデザインが良いです。
内容物は本体、ヘッドフォン、USBケーブル、iPodDockアダプタ、CD-ROM、取扱説明書などの印刷物、です。林檎マークのシールも入ってました。iPodDockアダプタはこれから発売されるドックコネクタ対応製品と組み合わせて使う物のようで、私が使っている第3世代iPodに付いていたドックには合いません。そもそも、第3世代iPod用のドックを使って良いのか判りません。ドックはクリックホイールモデル登場時にモデルチェンジされてますし、カラー対応でまた替わってますし。
本体は小さいです。nano発表のニュースを見たときにサイズを紙に書いてみて、結構大きいかもと思いましたが、実物を見ると思ったより小さく感じます。何より薄いです。
デザインは買ったのがホワイトということでまんまiPodですね。裏面が傷の目立ちそうな鏡面仕上げなのも一緒です。

インストール
既にiTunes5.0をインストールしていたので、CD-ROMからのインストールはスルー。AVwatchのレビューによると、CD-ROMに入っているのはiTunes4.9ということですし、nanoの説明書にも既にiTunesを導入済みの場合はCD-ROMからインストールするか、最新版をダウンロードしてくださいとなっていますから、CD-ROMからインストールする必要はないようです。入手予定の方は事前にiTunes5.0を入れておくのが良いでしょう。
USBケーブルで接続したら、ドライバがインストールされて再起動の後に接続できるようになりました。

曲の転送
nanoを接続したままiTunesを立ち上げると、nanoには全部曲が入りきらないので、専用のプレイリストを作成して転送する旨のメッセージが出ました。私のライブラリは4.03GBで、nanoに入りきらない量です。192kbpsのAACなので、128kbpsで作っていれば入ったのでしょうけど。
作成されたプレイリストは3.66GB。nano上での使用済み容量は3.68GBで転送には22分ほどかかりました。空き容量は48.2MBあります。曲数は639。128kbpsが標準として1.5倍すると950曲くらいになりますから「1,000 songs in your pocket」は妥当な表現でしょう。
私は7月末にWindows2000からWindowsXPに乗り換える際にiTtunesの再生回数のデータを失ってしまって、再生回数がどの曲も1~2回なので、nano用のプレイリストが何を基準に作られたのか判りませんが、省かれた曲に 入れておきたい物があるので、プレイリストのメンテナンスは必要そうです。これからnanoしか使わないのなら、nanoに入りきるだけのライブラリにするのが良いのかもしれませんね。

操作性とか
カラー液晶は綺麗で見やすいですね。モノクロiPodを使っていたので、ジャケ写は転送していませんが、文字だけでも見やすいです。メニューなどで見ると表示行数は6行と、小サイズながらiPodと同じです。当然、Photoビューア機能もあるのですけど、曲で一杯なので、そっちの機能を使う余裕はなさそうです。
クリックホイールは初めてですが、機械的なクリック感があるんですね。第3世代iPodの様なセンサー式と比べて寿命が短かったり、皮膜が破れてきたりするんじゃないかとちょっと心配ですが。手に持って親指でホイールを回すのはちょっと窮屈かなとも思いますが、ほぼ問題ありません。この辺は使う人の手によって違うと思うのでなんともですが。
ヘッドフォンケーブルが下から出るようになるのを問題点として指摘するレビューを見かけましたが、私はこの方が良いと思います。重力に従ってたれようとするケーブルが上にあるよりは下から出ている方がすっきりしてるように思います。それにこの状態でポケットに入れれば取り出したときに上向きに持ち直す必要がありません。ただ、ドックを使う場合、ヘッドホンを繋いだまま挿せないのはちょっと面倒かもしれません。ドックの意味って、抜き差しがケーブルに比べて楽というのが最大の利点だと思いますし。
充電はUSB経由(IEEE1394でもOKなのかもしれませんが、ケーブルは付いていません)ですが、これはminiや第4世代iPodと同じで、shuffleの様にUSBコネクタにダイレクト接続で充電というような手軽さはありません。Flashメモリタイプではあっても、nanoはshuffleの上位モデルではなく、iPodのFlashメモリ版です。

音質とか
すみません。私は「聴ければ良い」の人なので、この辺の評価はできません(汗
今まで使っていたiPodと比べての違和感はありません。

というわけで
何ともレビューにならないレビューですが、こんなモンです(笑)
最大の特徴(魅力)は小ささと特に薄さでしょう。ソレ以外は4GBのiPodです。appleの言うように4GBのiPodがこのサイズになったことがnanoの意義です。

ニュースの情報に頼らずともApple storeのラインナップから既にiPod miniが無くなっていることから、iPod nanoがiPod miniの後継であることが解ります。容量が4GB/2GBとminiの6GB/4GBより少なくなってますが、容量に不満を感じる人だと4GBじゃダメで6GBなら十分ということもないでしょうし、さほど問題にはならないだろうと思います。
それよりはカラーラインナップが無くなったことを残念に思う人の方が多そうです。私はフルサイズ(?)のiPodを使ってるのもあって「iPod=白」という感じですが、miniのカラーラインナップはそれはそれで魅力的だったろうと思いますし。

iPodの後継、第5世代やら動画再生対応機を待望している人たちからは「こんなの出してる場合じゃないだろう」という声も上がるかも。私はテレビを録画して見るということがほとんど無くなっていますから、携帯用ビデオプレイヤーを欲しいとは思わないので、nanoの商品展開には肯定的です(って、既に買ってるんですが) ただ、4GBが十分な容量だとは思わないので、Flashメモリの世代交代に従って、容量をアップしたモデルを出して欲しいと思います。またそれを買うかどうかは別にして(笑)